栄養療法のこと

このたびの地震で被災をされた方には心よりお見舞い申しあげます。
そして現地で支援活動にあたる方、関係者の方、本当にありがとうございます。



普通に暮らせる私は、元気でいることも支援の一つ!と思うこのごろです。
(被災地の様子を目にして心を痛め、余震や原発などに不安を感じ、
揺れていなくても「地震?」と思えてしまいますが、でも普通に暮らせています)
私の長年の頭痛・なんとなくの不調にとっても効果のあった栄養療法という治療法をご紹介しますね。
この治療に興味を持って下さっているお友達もいるので、ちょと熱く語ります。



栄養療法を言うと玄米菜食主義とか、ある思想に基づき
一定のお約束事を自分で守りながらがんばることのように感じますが、クリニックで行う治療です。



日本初の栄養療法専門クリニックが、新宿溝口クリニック
私はそちらの勤務医でもある藤森先生のオルソ心療内科クリニックに行きました。
歩いていける目黒にあるので♪
こちらの情報サテライトも、わかりやすくて面白いですよ。



この栄養療法、とても簡単な説明なのですが・・・、まずクリニックで詳しい血液検査をします。
よく病院でやる血液検査で異常なしでも、その基準になっている値はあくまで平均値。
元気でいるための理想の数値ではないそうです。
その検査によって足りていない栄養素がわかり、足りていないものをサプリメントで補っていく方法です。



正しくは「分子整合栄養療法」。
体内の物質がどんな栄養によって作られているのかを研究し、
薬で痛みを抑える対処療法ではなく根本的な改善を目指します。





1週間でこんなレポートをいただけます。
赤くなっているところが、理想値から外れた項目。ほとんどが「不足」でした〜。



全3枚あるのですが、もう一枚にはコレステロールも不足とあります。
悪者に聞こえるコレステロールですが、ホルモンを作る材料になるので足りないのもだめなんですって。
そのほかにも・・・ナイアシンの不足は、脳の伝達物質に影響を及ぼし、気持ちの面にも悪影響。
亜鉛が不足すると細胞分裂がスムーズに行かなくなったり免疫力低下、
鉄分不足も酸素の運搬も悪くなり疲れやすくなる、などなど。




血液検査のほかにも、筋肉量や筋肉バランス、血管や骨の年齢も調べます。
骨は20歳でした!わーい♪



この検査でわかった「不足」を補ってくれるサプリメントたち。

これにプロテインも加わって、体内でがんばってくれています。
お薬ではなくサプリメントなので、副作用の心配が少ないですよね。
そして治療目的で作られた、質の高いサプリメントだそうです。



もちろんサプリ使わず治せる方もいらっしゃると思うのですが、
私の場合は食べ物だけだと効果が出にくいとの事でした。
私はもともと胃腸が丈夫なほうではなかったのと、冬の頭痛期間は
胃もたれや腹痛になりやすかったのです。
食事から入る栄養素が少ないことに加え、胃の粘膜も弱く吸収も悪いという状態。



暖かい時期は冬よりは多く食べられていましたが、
吸収する力が弱かったり、体の成分に持っていけなかったり。
ストレス期間や食べられない期間があると、こうなることがあるそうですよ〜。
食べる順序に気をつけたり、体を冷やす食材を避けたり、
おかずの種類の多い食事をしていたのに残念でしたね。
今後も役立つのでよいのですが。



だから食べても太らず痩せていっていたんだな、と納得。
「太らない=栄養を取り入れられない」状態でした。
他にも納得できることが沢山!



筋肉少ないから栄養をためておくことができない。
痛みをなくす為の物質が出るはずなのにそのための材料(=栄養)がない。
ストレス(=痛み)があると栄養の消費がとっても多い。


痛みのあるときは体は異常を感じるから、「危機」を感じて
肩・背中の痛みとなって現れたり、入ってくる食べ物を拒否したりする。
BMIが拒食症の人に近い状態で、これも体が危機を感じ
いろいろな痛みや吐き気となってあらわれる。



入ってくる栄養少ないし吸収悪いし、
元気出ず疲れやすいし、
痛みがあるから運動できないし、
痛みがある間は食べられないし、
不調を改善させる栄養は入ってこないし・・・と見事な悪循環!!


私の場合はまずサプリの力を借りて元気な状態にする。
胃の粘膜も丈夫にし、運動ができるようにして、筋肉と食べられる量を増やしていく
という方向でやっていきます。
もちろん食事のアドバイスもいただきました。


体っていろいろなものが作用して、つながって、バランスをとって
「通常」を保っているんですね。何だか感動。
今までで一番納得のいく説明を頂け、とっても嬉しかったです。
そして、原因と治療法がわかって安心したこともあるのでしょうか。
私は翌日から効果を感じられました。



うつ病の方って症状一つ増えるたびにお薬が増え、
お薬漬けになってしまうことがあるそうですね。
心の不調とされ「気持ちが弱いのでは」と誤解される症状も、
実際は栄養の不足かもしれません。
気分や心も、体のいろいろな所で作り出されるんですね。
そして私のような、病名はないけど「不調」の状態にもとってもお勧めです。



お金はかかりますが、自分の状態がきちんとわかるので、
遠回りしないですむなと思いました。
自己判断による試行錯誤も、時間とお金が結構かかることを体験ずみなので(約6年間の試行錯誤!)、
本当にこの検査ができてよかったと思います。



「オルソ心療内科クリニック」も「心療内科不定愁訴クリニック」
にしてもいいのにな〜と思えます。
先生も明るくお話ししやすいステキな方。
「痛くないのが普通だからね。元気出れば世界に対して前向きでいられるよ」
「普通の人なら朝からずっとパソコン見ていても大丈夫なんだけどね、
今は普通じゃないからちょっとのことで体が「わーー!」と反応して、頭痛起こって画面見ていられないの。
だからまずは、普通になりましょう」といって下さった先生。



おかげさまで普通になってきました。
お休みしていたネイルも、再開の準備を進めています♪